Software Design 2021年5月号に PHP 8 の記事を寄稿しました。
Software Design (ソフトウェアデザイン) 2021年5月号 [雑誌]
- 発売日: 2021/04/16
- メディア: Kindle版
PHP 8 でコーディングはどこまで変わる?
担当したのは、PHP 8 特集の第 1 章「PHP 8 でコーディングはどこまで変わる?」です。
PHP 8 をそろそろ触ってみようかなという方向けに、PHP 8 で追加された新しい文法と PHP 7 で動作していたコードの移行に関する注意点を解説しています。
PHP 8 の新機能を試したり、移行に関する情報はキャッチアップしていたつもりでしたが、いざ解説を書くとなると見落としていたところや気づいたことがあり、個人的にも良い学びになりました。ページ数の関係で削った箇所もあったので、いずれ blog にでも書ければと思います。
同じ特集では、富所さんによる JIT コンパイラの記事や五十嵐さんによるフレームワークやライブラリ、ツールの対応などの記事があるので、こちらも合わせて読んでいただけると PHP 8 に関する理解が深まると思うのでよろしくお願いします!
雑感
これまで技術評論社さんでは、ムック本や書籍、電子、Web 記事など色々な形で書かせていただいていたのですが、Software Design のような定期刊行の雑誌は初でした。雑誌に関わって特に感じたのは刊行までのスケジュール感です。書籍でも締め切りはあるのですが、色々な要因で変動する(書く側の都合にせよ、出版社の都合にせよ)のである程度柔軟さがありますが、雑誌だともう明確に締め切りがあるのが書き手としても分かっているので、このピリッとした感覚は新鮮でした。
今回は時期的に本業も忙しいタイミングの執筆だったのですが、担当の方に色々とサポートして頂いて無事に書くことができました。あらためて、仕事は何をするかも大事ですが、誰とするのかも大事だなあと感じたりもしました。ありがとうございました。
PHP 8 特集は、3 章構成となっているのですが、私自身は自分の担当章以外はどなたが書いているのかは知りませんでした。これまで共著だと当然お互い知っているわけですし、お互いの原稿を見たりもしていたのですが、全く知らないまま出版されるというのも面白い感覚ですね。ただ、他章の概要は知っていたので、特に JIT コンパイラは富所さんか五十嵐さんだろうなあと勝手に想像していました。Amazon で見ると、お二人が 2 章、3 章の担当であることを知り、一人で納得していました :)
こちらの執筆が架橋に差し掛かっているタイミングで別の書籍のお話をいただき、なぜかこういうのは連続するなあと不思議な縁を感じたりもしました。ほんと不思議ですね。