「制約の力 - 状態を限定する -」を PHP カンファレンス福岡 2023 で発表しました

2023/06/24 に福岡ファッションビルで開催された PHP カンファレンス福岡 2023 にて、「制約の力 - 状態を限定する -」を発表してきました。

発表資料

Togetter: https://togetter.com/li/2173469

制約を活用して、状態を想定されたものに限定して、不要な複雑さを排除しようという内容でした。

発表では、状態を限定されたものにするという考え方を伝えたいと思っていたので、制約の活用例については、発表時間を考慮してカットしていました。公開している資料では、カットした部分や補足なども加えています。

開発を行なっていく中で、考慮しないとならないは増えていく一方ですので、考えることをいかに減らすかという視点は長くシステムを運用していく上で大切になってくるポイントの一つだと思います。（不要な複雑さを抱えたままのシステムをメンテナンスしていくことの大変さを実感している方も多いと思います ;) ）このあたりがうまく伝わっていると嬉しいです。

セッションに参加された方、聴いていただいてありがとうございました。

オフラインとオンラインの発表

イベントでの発表が 1 年半ぶり、オフラインに限ると 3 年ぶりでした。まあ、準備に関しては、思ったように進まず、直前でどうにか形におさまるといういつもの感じでした。オフラインでの登壇は、それほど違和感はなく、自分の中ではああしておけば良かったかなという箇所はありつつ、久しぶりにしてはいつも通りでした。

参加されている方の表情が見えるのは嬉しいですね。特にここは伝えたいなという箇所で、頷いたりしてもらえると、ああ伝わってるなあという実感が得られます。ただ、より具体的なフィードバックを得るのは壇上からでは難しく、後で Twitter を確認すると、発表中の感触よりも思いのほか tweet があって（ありがとうございます！）、これをリアルタイムに感じられるともっと話しやすいですね。

ちなみに、オンライン登壇では、当初聴いている人の反応が分からないのでやりづらいという感触があったのですが、マルチスクリーンでチャットや Twitter での反応を見ながら発表することで、むしろリアルタイムにより具体的なフィードバックが得られて話しやすいという実感がありました。

このあたりは、工夫の余地があると思うので、次の機会があれば、壇上にタブレットを置くなどトライしてみたいです。

発表が終わった後の Ask the Speaker で、フィードバックや質問をきっかけにお話できるのはほんと良いですね。発表者は十分に暖まっていて、かつ開放感に満ちているので、ぜひ話してみてください :)

3 年ぶりのオフラインイベント

最後にオフラインイベントに参加したのは、コロナ禍直前の PHPerKaigi 2020 でした。それ以降、オフラインイベントは全く参加していませんでした。オンラインイベントも 1 年半ほど参加しておらず、いわばこうしたイベントが無い生活が日常になっていました。このような状態だったので、今回参加する前は、以前のように楽しめるか一抹の不安もありました。

実際に参加すると、その不安は全く杞憂で、コロナ禍の前のように楽しい時間が過ごせました！特に今回はオフラインイベントを心待ちにしていた人が多かったようで、福岡近郊以外から参加している人も多く、同窓会のような感じで色々な人と廊下の立ち話ができました。はじめましての方ともお話しすることもできました。いやあ、ほんと PHP コミュニティはあたたかいですね。

会場内でばったり会った人と話したり、自分は話さなくても、近くで話している人たちの話を何となく聞いていたり、話の内容も技術や発表内容のこともあるし、全く関係無い話もあったりで、このふらっと話せる、聞けるのが、カンファレンスだよなあというのをしみじみ実感しました。

できれば、もっと色々な人とお話ししたかったですし、さらに掘り下げてじっくり話したい話題もありました。そういえば、これがモチベーションで PHPの現場をはじめたというのを思い出したので、ボチボチ収録しようかなと思っています。