2016/10/19 に大阪で開催された Laravel Osaka 2016 にて、「DDD パターンを活用した Laravel アプリケーション開発」を発表しました。
会場の MOTEX さん。巨大スクリーンが 2 面あり、話しやすい環境でした。
発表資料
Laravel の具体的なテクニックに比べると抽象的な内容なので、どれだけ伝えられるか思案したのですが、聞いて頂いた方からのフィードバックや参加者アンケートでも概ね良い評価を頂けたので安心しました。
ValueObject については、さらに掘り下げて話せるテーマなので、これ単体でもまた話してみたいです。
Value Object は基本ですね |
— 増田 亨. (@masuda220) October 29, 2016
DDDパターンを活用した Laravelアプリケーション開発/ddd-with-laravel https://t.co/ZzRTnt0tY6
いつも blog や資料を参考にさせて頂いている増田さんに tweet して頂きました。インターネットっていいですね :)
質疑応答
発表の後の質疑応答では、多数の質問がありました。質問に対して的確な答えができたかは別にして、その場で今話した内容について意見交換ができるのは楽しいですね。
さらに、イベント終了後の懇親会や、後日、別の場でも発表についての質問や意見があり、そこから議論に発展することもありました。
話したことに対するリアクションが貰えるのは嬉しい限りで、発表者冥利に付きますね。
質問頂いた内容は、ざっと下記のようなものでした。(発表後の質疑応答以外のものも含む)
- DDD をはじめるには、どこから手を付ければ良いか?
- ValueObject を多数作った際のパフォーマンスについて
- デメテルの法則について
- なぜ、あえて Laravel を使っているのか?
- リポジトリパターンと Eloquent について
- 遅延評価クエリをどう組み込むか
- 例外の使い方
今回の発表内容は、Laravel に関する内容は一部のみで、大筋はどういったフレームワーク、言語でも関連することなので、色々な人が自分なりの解釈で考えやすい題材であったのが一つ理由としてあるでしょう。
また、各技術の紹介や解説の発表に比べ、それらをどういった考え方で、いかに組み合わせるかというものは少ないように思います。
システム開発を行うならば、誰もが日々頭を捻りながら行っている行為なのですが、こういった話が勉強会などで表に出ることはあまり多くありません。
ドメインやコンテキストがそれぞれ異なるので、他人に話しにくいというのはありますが、今回のようにある程度抽象化すれば、みんなで考えられる題材になるので、もっと色々な人がこういった話をすると良いですね。(私はぜひ聞きたいです!)
さいごに
Laravel Osaka 2016 は、おそらく国内での Laravel 単体のイベントとしては最も大きい規模だったと思います。 第 1 回目ということで、関西だけでなく、東京や福岡からスピーカーも参加者も集まっていて、どのセッションも興味深い内容でした。
スタッフのみなさん、楽しいイベントをありがとうございました!