2016/07/09、10 に大阪大学 豊中キャンパスで開催された WordCamp Kansai 2016 にて、WordPress サイトのチューニングについて発表しました。
https://twitter.com/digitalcube/status/751693759121731584
発表資料
今回は、PHP(WordPress)エンジニアでなくても何か役立ててもらえるようにチューニングの具体的な手法というよりは、実際に手を動かすエンジニアと意思疎通がスムーズになるように基本的な考え方をメインにお話しました。
「推測するな、計測せよ」という格言があるとおり、チューニングにおいても、まず大事なのは「計測する」ということです。計測せずにやみくもにチューニングを行っているケースを見聞きするので、ここからはじめる内容にしました。
後半は、キャッシュを中心に紹介したのですが、最後の Varnish Cache に興味を持った人が多かったのが印象的でした。エンジニアメインの会場なら、こちらをメインに構成しても良いですね。
以前、Varnish について書いたエントリがあるので、参考まで。 http://www.1x1.jp/blog/2013/12/varnish-cache.html
さいごに
昨年に続き、お声がけ頂き、2年連続の登壇となりました。
前回は、β2 の PHP 7 上で WordPress を動かす内容だったのですが、今では、PHP 7 を本番環境で利用しており、1 年でも状況の変化は大きいなと感じたりもしました。
今回も発表の機会を頂き、ありがとうございました。
参考
今回の内容に関連して、参考になるリンクは下記です。
PageSpeed Insights
Google が提供しているサイトスピードを測るサービスです。診断結果から修正案をサジェストしてくれるので、まずはこれで測るのも良いですね。WordPressチューニング、その前に使うDebug Bar - さくらのナレッジ
発表でも触れた Debug Bar と Debug-Bar-Extender を使ってボトルネックとなっているプラグインを探すエントリです。実際に原因を探っていく過程が分かりやすいです。とにかく速いWordPress(1):WordPress自体のチューニングが必要な理由と高速化の基本的な考え方 - @IT
WordPress サイトに関する様々なチューニング方法を紹介して、その効果を示していく連載です。どのようなチューニング方法があるのかを知るという意味でも参考になります。Wordpress | takayukii.blog
WordPress をチューニングしていくエントリが参考になりました。Aminoto AMI(HHVM)と PHP 7 の比較や nginx fastcgi_cache のエントリ、自動テストなどソフトウェアエンジニアらしいアプローチで WordPress に触れている内容が面白いです。